新築を建てる際の木材は無垢材が良い?それとも集成材が良い?
2023/11/23
新築への引っ越しで注文住宅を検討している方々にとって、木材選びは一大イベントです。
特に、どの種類の木材を使用するかは、その後の生活に大きな影響を与えます。
今回は、無垢材と集成材のメリットとデメリットを解説します。
◻新築の木材選び!無垢材のメリットデメリット
*メリット
1:自然な温もりが心地よい
無垢材の最大の魅力は、その自然な温もりです。
木目や色が1枚1枚異なるため、その独特の質感が空間に落ち着きと深みをもたらします。
この温もりは、合成素材では決して再現できないものであり、多くの人々を魅了しています。
2:経年変化が楽しめる
無垢材は時間とともにその色合いや質感が変わります。
年月が経つほどに深みを増し、その変化を楽しめるのも無垢材ならではの魅力です。
新築当初の美しさもさることながら、長い時間を共に過ごすことで現れる独特の風合いにも注目です。
3:調湿作用で快適な空間を作る
無垢材は湿度を調整する能力があります。
湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には水分を放出します。
これにより、室内環境が快適に保たれ、健康にも良い影響を与えます。
*デメリット
無垢材のデメリットとしては、価格が高い点と、湿度の変化による変形が挙げられます。
湿度が高い季節には膨張し、乾燥する季節には収縮することにより、床や壁に隙間ができることもありますので、注意しましょう。
◻集成材のメリットデメリット
*メリット
1:品質の安定性
集成材の一番のメリットは、その品質の安定性です。
小さな木材を組み合わせて作るため、品質のばらつきが少なく、大きさや色味も統一されます。
これにより、建築時のリスクが低減され、安心して使用できます。
2:扱いやすさとコストパフォーマンス
集成材は、その扱いやすさから多くの業者に愛用されています。
また、無垢材に比べて価格も手頃であり、予算に余裕がない方にもおすすめです。
しかし、耐久性には劣る場合もあるため、特に接着剤の品質には注意が必要です。
3:強度と耐震性
集成材は、強度が高く、耐震性にも優れています。
これは、特に地震が多い日本においては、非常に重要なポイントです。
ただし、その硬さから肌触りが冷たく感じられることもあるため、冬場の対策をすることをおすすめします。
集成材のデメリットとして、接着剤から有害物質が発生する可能性があります。
最近では安全な接着剤も多く使用されていますが、それでも安全性には注意が必要です。
また、湿度調整能力が無垢材に比べて劣るため、除湿機の使用が必要になる場合もあります。
◻︎まとめ
無垢材と集成材、それぞれには魅力と欠点があります。
無垢材は自然な温もりと経年変化を楽しめますが、価格が高く、湿度による変形に注意が必要です。
一方で、集成材は品質が安定しており、コストパフォーマンスに優れていますが、接着剤の安全性や湿度調整には工夫が必要になります。
この記事が、より良い木材選びの参考になりますと幸いです。
小櫃 政史
投稿者
皆様こんにちは。
株式会社ビーエムプランニング代表の小櫃政史です。
地域密着で注文住宅の施工を秩父市にて手掛けている私たちが大切にしているのは、「家づくりはお客様目線に立ち、お客様と一緒に行う」というモットーです。
お客様と一緒に考え、お客様の話をしっかり聞いた上で将来のことまで考えたプランをご提案しております。
さらに、住まいの寿命を迎えるまでサポートし、お付き合いすることも私たちの役目です。
私自身は宅地建物取引士・2級建築士・一級建築施工管理技士の資格を取得しております。
同業他社の工務店様の見学会に加え、その他にも施工に関する講習会や設計に関する講習会などに定期的に参加しており、お客様の住宅に新しい技術を取り込めるよう会社を挙げて取り組んでおります。
趣味はアウトドアとゴルフで、私にとって英気を養う大切な時間です。
これらの趣味を通じて、仕事とプライベートのバランスを保ち、常に前向きな姿勢で仕事に取り組んでいます。
これまでの経験と知識を活かし、お客様に最高のお住まいを提供できるよう努めてまいります。
今後とも格別のご支援とご愛好を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。