ZEH住宅とは？メリットや条件についてご紹介します！

ZEH住宅についてご存じでしょうか。
ZEH住宅とは、太陽光発電で作るエネルギーと消費エネルギーの収支を実質的にゼロ以下にすることを目指す住宅です。
省エネ性能が高く、環境負荷を低減できるだけでなく、経済的なメリットも期待できます。
この記事では、ZEH住宅の定義やメリット、条件について解説します。

□ZEH住宅とは？

ZEH住宅とは、「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、エネルギーの収支をゼロにする家を意味します。

＊ZEH住宅の特徴

ZEH住宅は、高断熱化や高気密化などにより、冷暖房などのエネルギー消費を抑える工夫が凝らされています。
さらに、太陽光発電システムなどを導入することで、エネルギーを自給自足することも目指しています。

＊ZEH住宅のメリット

ZEH住宅には、次のようなメリットがあります。

1: 環境負荷の低減

ZEH住宅は、エネルギー消費を抑えることで、二酸化炭素排出量を削減できます。
地球温暖化対策に貢献できるだけでなく、より持続可能な社会の実現に貢献できます。

2: 光熱費の削減

ZEH住宅は、省エネ性能が高いため、従来の住宅と比べて光熱費を大幅に削減できます。
電気代やガス代などのコストを抑え、経済的な負担を軽減できます。

3: 快適な住空間

ZEH住宅は、高断熱化により、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住空間を実現できます。
温度差が少なく、健康面にも良い影響が期待できます。

4: 資産価値の向上

ZEH住宅は、環境性能が高く、将来的な資産価値の向上も見込めます。
売却する際にも有利になる可能性があります。

□ZEH住宅の4つの条件

ZEH住宅として認められるためには、満たすべき条件が4つあります。

1: 強化外皮基準

強化外皮基準は、建物の断熱性能を判断する基準です。
ZEHの基準は、地域ごとにUA値(熱貫流率)が定められており、寒冷地ほど厳しい基準となっています。

2: 一次エネルギー消費量削減

一次エネルギーとは、石油や天然ガスなど、自然界にある物質から直接エネルギーに変換することで得られるエネルギーです。
ZEH住宅では、基準一次エネルギー消費量から20％以上の一次エネルギー消費量削減が求められます。

3: 再生可能エネルギー導入

ZEH住宅では、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することが求められます。
導入する再生可能エネルギーの容量は問いません。

4: 100％以上の一次エネルギー消費量削減

再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100％以上の一次エネルギー消費量削減を実現することが求められます。

□まとめ

ZEH住宅は、環境負荷の低減、光熱費の削減、快適な住空間の実現、資産価値の向上など、多くのメリットがある住宅です。
ZEH住宅には、強化外皮基準、一次エネルギー消費量削減、再生可能エネルギー導入、100％以上の一次エネルギー消費量削減という4つの条件を満たす必要があります。
これらの条件を満たすことで、ZEH住宅として認定され、さまざまなメリットを享受できます。
将来の住まいを検討する際には、ZEH住宅も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。