注文住宅にビルトインガレージを設けませんか?詳しく解説します
2021/06/29
広い土地を確保できない場合、駐車スペースはどこに設けますか。
実はビルトインガレージという土地をうまく活用し、駐車スペースを確保できる方法があります。
そこで今回は、注文住宅にビルトインガレージを設けるとどのくらい便利なのかついて説明します。
□ビルトインガレージって何?
ビルトインカレージとは、車の駐車スペースを建物の中に組み込み、シャッターやドアを取り付けたガレージのことです。
海外では土地が広いことから建物とは別棟でガレージを建てるのが一般的ですが、日本は土地が狭いため、ビルトインガレージが人気です。
またシャッターやドアがあるため、大切な愛車を雨や風から守るのはもちろん、いつでも好きな時に屋内から愛車を眺められ、車好きの方にはうってつけですね。
*ビルトインガレージのメリット
次は、ビルトインガレージのメリットを3点ご紹介します。
1つ目は、前述の通り、土地が狭くてもガレージを設置できることです。
建物とは別に駐車場を作る必要がなく、狭い土地でもガレージを備えられます。
また、ガレージは容積率の緩和を受けられるため、敷地が狭い都市部でも予想以上に大きな家を建て、快適な生活を送れるでしょう。
2つ目は、居住スペースを2階以上に置き、採光や通風に適した間取りにできることです。
ビルトインガレージでは、1階部分のほとんどが駐車スペースに使われるため、居住スペースを2階以上に設けることになります。
その結果、日が入りやすくなったり風通しが良くなったりと、住み心地の良い家になるでしょう。
3つ目は、家から車で出かけやすくなることです。
ガレージ内に出入口を設けることで、雨や雪の日でも濡れることなく乗り降りできます。
買い物の荷物が多い、または濡らしたくない服を着ている際には便利ですね。
□ビルトインガレージを設置する際には注意が必要?
ここからはビルトインガレージを設ける際に注意が必要なポイントについて解説します。
まずは、幅や奥行きの寸法に気をつけましょう。
ビルトインガレージでは、駐車スペースの寸法によって、使いやすさが大きく変わります。
商業施設の駐車場の広さをそのまま採用してしまうと、非常に狭く使い勝手は悪くなります。
余裕を持ってドアを開け閉めできるように、車一台で幅3メートル、奥行き6メートル以上と思い切って広い間取りにしましょう。
また、ビルトインガレージの特徴であるシャッターにも注意が必要です。
シャッターを手動式にすると、乗り降りの際に非常に不便です。
雨の日でも濡れることなくスムーズにお出かけできるように、自動開閉ができ、さらに音も気にならない「オーバースライダー」型のシャッターにすると良いですよ。
ガレージの間取りに関しては、天井の高さやサイドルームの寸法にも気をつける必要があります。
ビルトインガレージでは、2.5メートル以上の高さをとると良いでしょう。
また、オーバースライダー型のシャッターは、サイドに10センチから15センチの壁が必要なため、その分開口部が狭くなる点にも注意しましょう。
□まとめ
今回は、ビルトインガレージのメリットや設置する際の注意点について解説しました。
間取りを自由に設計できる注文住宅では、ビルトインガレージのメリットを最大限に活用できます。
注文住宅でお悩みの方は、この記事を参考にぜひ取り入れてみてください。